ドイツのflame社製の【Midi talking synth】
シリアルが2番・・・ってことなので、ほとんどジャポンでは未だ存在しないようです。
写真のとおり、ツマミ、スイッチ、ジョグダイヤルなど操作類がたくさんありますが、
どれがどう機能するんだか、店頭で試奏した際にはほとんど不明でした。
マニュアル読んでみてやっとどれがどういう働きするのかは理解できました。
さすがにチップチューンを発展させただけあって
ツマミ類での変化の度合いはかなり独創的です。
仕様としては、
スピーク&スペルのチップが2つ付いて、midi対応。
それにステップシーケンサーもどきのシーケンサーも付いてます。
ドイツ本国で6万円くらいと玩具にしては高いと思いますが、
まぁ、この仕様で手作りならこのくらいで妥当かな?と。
で、特徴とか良いところはこちらで見てください。
ボクはここに書かれてないこと書きます。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~fukusan/products/flame/mts/mts.html
まず、箱ですが、手作り感満載です。
アルミのボディーなんですが、いかにも手で切りました。
面取り(角を取る)も手でやってます。ってのが見え見えです。
次に仕様の方ですが、ステレオ仕様ということになっていますが、
付いている2つのチップを単に左右から出しているだけで、
こういうのはステレオ仕様とは言えないと思います。
定位をセンターから出したい、とかパンを振るとかは本体では出来ません。
センター出しするためには、ミキサーが必要ですね。
それから、シーケンサーですが、
ステップシーケンサーの構造をボクよく分かってませんが、
これはステップシーケンサーもどき。
本機のシーケンサーはフェイザーを利用していて、
段数が8と16が用意されていて、ゲートが掛かる仕様です。
ステップシーケンサーのような感じですが、ゲートをコントロールできないので
8分か16分のみしか使えません。
音の長さを変えるためには、スピードコントロールを手動でやるしかないです。
音のコントロールを記憶できるんですが、まぁ思うようなコントロールは無理ですね。
適当にやって出たとこ勝負みたいな感じです。
感覚的にはTB303でアシッドやる、みたいな感じでしょうか。
そして、midiですが、midi使う場合は、ツマミ類はほとんど使えなくなります。
単なる音源の箱になってしまいます。
しかも、ピッチが変わるわけでもなく、
単にノートに配置されている音が出るだけで、
まぁ、玩具系の音がたくさん音が用意されてはいるんですが、
これなら、おもちゃ系のサンプリングCDを買えば済む話でして。。。
逆に本体のみで使用の場合はあまり音自体は変わらなくて、
数種類のロボットボイスとピーとかいう発信音のみでして。
これをツマミ類で操作するだけ。
紹介サイトではたくさん音があるように書いてありますが、
これはmidiで外部コントロールしたときの話でして、
しかもピッチは変えられない。
(実際できることは出来るんですが、説明が面倒なので省略)
まぁ、元々が玩具のチップ使って色々コントロールできるようにした機材なので、
あれこれ細かいこと求めても仕方ないので諦めています(笑)
さすがにメーカーさんが作るだけあってチップチューンの適当さとは違って
一応きちんとした仕様になっていますし、色んな操作もできます。
このチップに関しては、ソフト版もありますが、ハード機との違いは
低音の出方かな、と思います。
よほどの物好きでない限り大した差はないと思います(笑)
ま、そんなわけで音はココに置いてみました。
せっかくのハード機材なので本体のみでコントロールしてます。
バックのリズム音はTR808で、これも実機の方使いました。
なんなんだコレは?(爆)
http://briefcase.yahoo.co.jp/bc/fd3srew13bt/lst?&.dir=/61c9&.src=bc&.view=l